思考の種

覚書として

2016-01-01から1年間の記事一覧

サルのマネジメント

サルのマネジメント 1分間マネジャーの時間管理 (フェニックスシリーズ) ケン・ブランチャード, ウィリアム・オンケンJr, ハル・バローズ パンローリング より、マネジメントについて考える。 本書では、マネジャーが膨大な仕事に追われながらも、生産性がな…

やる気の枯渇に効く3つの戦術

やる気の枯渇に効く3つの戦術 やる気の正体はウィルパワーである。 やる気の残量というものは実体がなく定義が曖昧であるので、心理学者のロイ・バウマイスターの提唱するウィルパワーという概念に沿って考えていこう。 ウィルパワーを一言で表すと「目標に…

書くことで考える

書くことで考える 書くことは考えることのトレーニングになる。 なぜ書くことは考えることのトレーニングになるのか? その理由は以下の3点である。 1.メッセージを意識する 文章を書く力がつくことは、内容のある話ができるようになることでもある。 なぜな…

部下の変化を起こすためのパラダイムシフト

部下の変化を起こすためのパラダイムシフト 内側から変化を起こすにはどうすればよいのか? NLPでは「変化は3つの方向から起こすことができる」と言われています。 3つの方向とは、 「課題についての話し方を変える」 「課題についての考え方を変える」 「…

判断とは選択肢の中から選ぶということである。

判断とは選択肢の中から選ぶということである。 「なぜAを選択するのか」とAだけにポイントを絞って根拠を考えるよりも、「なぜBではなくAを選択するのか」と比較して考えたほうが、Aを選択するということの根拠が、さらに深く、説得力のあるものになり…

【読書メモ】ユダヤ人大富豪の教え

【読書メモ】ユダヤ人大富豪の教え 本田 健 大和書房 (2003-06-19) ISBN:9784479790761 概要 主人公(著者)が、「3日以内に1000人分の署名をもらう」「電球を1000個売る」など、数々の課題を乗り越えながら、お金持ちになるための心構えや手法を学んでいく。…

【読書メモ】部下を育てて自分も育つ 5つのマネジメント・プロセス

【読書メモ】部下を育てて自分も育つ 5つのマネジメント・プロセス 部下を育てて自分も育つ 5つのマネジメント・プロセス 二宮靖志 日経BPコンサルティング (2012-03-22) ISBN:9784864430012[ マネジャーの仕事とは何か? マネジャーのミッションに…

「もうどんな環境でも自分は大丈夫」と思えた瞬間に真の安心感を手にする

「もうどんな環境でも自分は大丈夫」と思えた瞬間に真の安心感を手にする 成長とは自身の変化である。 成長とは何か? 人生は変化だ。 大きな変化もあれば、小さな変化もあるけれど、変化がなければ成長もない。 コーチング選書5 コーチングマニュアル (コー…

【読書メモ】脳が冴える15の習慣—記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

【読書メモ】脳が冴える15の習慣—記憶・集中・思考力を高める (生活人新書) 築山 節 日本放送出版協会 (2006-11) ISBN:9784140882023 【総評】 本書を一言で表すと、「脳のスペックを最大限活用するためのアイデア集」 科学的に裏打ちされた納得の理論で脳…

【読書メモ】自らをマネジメントする ドラッカー流 「フィードバック」手帳

【読書メモ】自らをマネジメントする ドラッカー流 「フィードバック」手帳 井坂康志 かんき出版 (2016-05-08) ISBN:9784761271695 【総評】 フィードバックの効能と手帳(ノート)を使ったフィードバックのノウハウの紹介といった内容。 ドラッカーがフィー…

5つの思考プロセスを意識することで思考の瞬発力を鍛える

5つの思考プロセスを意識することで思考の瞬発力を鍛える 話していて「頭が良い」「頭の回転が速い」と感じさせる人はそうでない人と比べ何が違うのだろうか? その違いは思考の瞬発力なのだと思う。 思考の瞬発力が高い状態とは思考プロセスの速さと深さを兼ね…

自分の人生をマネジメントするためのフィードバックの技術

自分の人生をマネジメントするためのフィードバックの技術 なぜフィードバックを行うのか? フィードバックを行うのは目的を達成するためだ。 いくら明確な目的があっても、それが遠くにある場合には目標というマイルストーンを置きながら軌道修正しながら目…

あらゆる事に3つのバックアップ・プランを用意しておく。

あらゆる事に3つのバックアップ・プランを用意しておく。 イレギュラーに即時対応するために、あらゆる事に対して事前にバックアップ・プランを用意しておくとよい。 なぜ3つなのか? オプション(選択肢)に幅をもたせるにはオプションの数は1つや2つでは心許…

「3人の大工」の話に隠された真の教訓

「3人の大工」の話に隠された真の教訓 あるところに、3人の新人の大工がいました。 その大工はそれぞれレンガを積んでいます。 そこにある人が訪ねてきて、各人に同じことを聞いて回りました。 「今、あなたは何をしているんですか?」 1人目の大工は答えま…

人生を選択する

人生を選択する ビジョンを描く 最高の状態をイメージする 望む人生を手に入れられない最大の問題は、理想の状態をイメージしないことだ。 そして私たちがやらなければならない最初のことは、自分の望む人生をイメージすることだ。 自分の限界を再設定する …

他責では前に進めない

自責と他責 出来事に対する反応には自責と他責の2つの心理状態がある。 自責 問題の原因が自分の行動やスキルにあると考えている状態。 他責 問題の原因を他人や環境のせいと思っている状態。 〜だから仕方がない。〜がなければ…。 などといった発言が特徴的…

問題を言語化する

問題を言語化する 頭の中で問題がわかっているつもりでいても、それが言語化できないのであれば、それは本当はわかっていない。 問題がわかっていないのであれば、当然解決することもできない。 そして、思考の無限ループに陥る。 「考えているんだけど、なか…

苦しみは出来事とは何の関係もない。

苦しみは出来事とは何の関係もない。 出来事に対する反応のなかにあるだけだ。 出来事はただ起こっているだけだ。 それを自分がどう感じるかは、まったく別の問題だ。 では、なぜ人によって同じ出来事でも感じ方が違ってくるのか? それは出来事と反応の間に…

「当然」という思考の落とし穴

人が生きていく上で(仕事においても)、他者とのコミュニケーションの問題は避けることができない課題である。 コミュニケーションギャップはあらゆる場面で発生する。 それはなぜか? 人は基本的に自己中心的だからである。 人々は同じ空間に存在しながら、…

思考停止状態を抜け出す技法

なぜ、人は思考停止してしまうのか? 思考停止の状態の人は繁く「〜だから仕方ない」「個人の力ではどうすることもできない」と匙を投げる。 思考停止は『思い込み』によって引き起こされるのかもしれない。 では、思考停止の状態を抜け出すためには、出来事…

強みを磨く

強みを磨く ストレングスファインダーを組織運営に活かすには、どうすればよいであろう? 強みとは何か? 強みとは才能、知識、技術の掛け合わせである。 才能とは、無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターンであり、資質の組み合わせにより独自のも…

筆記瞑想法

筆記瞑想法 頭の中のモヤモヤを解消するための新しい手法として、「紙への思考の書き出し」と「瞑想での自分から離れた位置から俯瞰する感覚」を混ぜ合わせたら、どうであろうか試してみる。 頭の中に浮かぶ思考をひたすら紙に書き出す。 1つの瞬間に2つの事は考…

多重人格会議

多重人格会議 アイデアや戦略が煮詰まった時の対応策としての多重人格会議に関して考える。 思考のための紙への書き出しの発展型として、複数人格を切り替えながら、意図的に思考の切り口を変化させてみる。 この作業の間は内省の質を高めるために外部との繋…

Evernoteにおける着想の鮮度管理法

着想の鮮度管理に関して考える。 情報の鮮度 情報の価値は鮮度の影響を強く受ける。 時間による劣化の程度は情報の種類により異なる。 原理原則などは劣化しにくいが、ニュースなどの情報は半日経っただけでもひどく劣化してしまう。 しかし、時間の経過で新…

着想の捕らえ方

着想の捕らえ方 人は考えたことをすぐに忘れるので、着想は記録に残す必要がある。 では、どのように記録に残すのか? アナログで書き留める デジタルで書き留める イメージで記録する 以上の3つの方法に関して考察する。 「アナログで書き留める」は古典的…