思考の種

覚書として

筆記瞑想法

筆記瞑想法
 
頭の中のモヤモヤを解消するための新しい手法として、「紙への思考の書き出し」「瞑想での自分から離れた位置から俯瞰する感覚」を混ぜ合わせたら、どうであろうか試してみる。
 
 
頭の中に浮かぶ思考をひたすら紙に書き出す。
1つの瞬間に2つの事は考えられないので、「今」浮かんでいることをそのままに書いていく。
思考のままに書き写すので、文章が途切れたり、意味が不明だったりすることもあるが、それは気にしなくてよい。
 
この時、思考から筆記の流れを反射で行うことが大事である。
つまり、浮かんでくる思考に対して判断をしない。
言い換えるなら第三者的に俯瞰するということである。
これは瞑想での雑念の扱いと同じ。
 
思考が止まったときは、ペンはそのまま自然に動かし続ける。文字を書くことが目的ではないので、手が動くままにしておく。
 
用紙はA4以上のサイズで横書きで使用する。
用紙の左下から右上に向かって書き進んでいく。
 
時間を決めるか、自分がスッキリしたと感じたら終了とする。
 
この筆記瞑想は想定していたより、効果があるようだ。
まず、書き出しを行っているためか、思考の無限ループが解消される。
それでいて、積極的に思考を掘り下げようともしていないので思考の深みにもハマらない。
筆記瞑想後に紙に書き出された内容を見ると、ハッキリした文字が徐々に崩れてゆき、無の状態に近づいていることが観察できる。
筆記瞑想中には気づかなかったが、後から見返したときに意外な着想が落ちているという副産物も得られることがわかった。