思考の種

覚書として

ジャガイモ中毒じゃがいもちゅうどく〔内科・消化器科〕

ジャガイモ中毒
じゃがいもちゅうどく
〔内科・消化器科〕
 
症状/予防
 
 キノコのようにそのものすべてが中毒を起こす植物と、普通に用いられている野菜のジャガイモにも中毒を起こす物質が含まれていることがあります。ジャガイモ自体はもちろん無毒ですが、発芽した芽の部分にはソラニンという物質が含まれています。これを食べるとこの毒素が消化器の中で障害を起こし、腹痛や吐き気をもたらし、また毒素は血流にのって、傾眠作用や軽いめまいなどを起こすこともあります。
 ジャガイモは冷蔵庫以外の室温で長期間保存すると季節によっては発芽します。なるべく早く使い切るか、冷蔵保存するほうがよいでしょう。発芽した場合は芽の部分を大きめに深くえぐり取るようにしたうえで、十分に加熱して調理します。