思考の種

覚書として

他責では前に進めない

自責と他責

出来事に対する反応には自責と他責の2つの心理状態がある。

自責 問題の原因が自分の行動やスキルにあると考えている状態。

他責 問題の原因を他人や環境のせいと思っている状態。 〜だから仕方がない。〜がなければ…。 などといった発言が特徴的である。

それぞれの心理状態で将来がどのように変わっていくか、考えてみよう。

他責の状態では成長できない

他責の状態での行動

他責の状態では自分に原因があるとは考えていないので、反応が受け身になる。 結果として - 愚痴を言う - 我慢する - 逃避する などといったアクションを起こすことになり、当然本人の成長は見込めない。

自責の状態での行動

一方自責の状態では、原因は自分にある。言い換えるなら自分が変われば状況が変わると認識している状態である。 この状態でのアクションは、 - 自身のスキルアップのための勉強 - 状況改善のための規格作成 - 状況を改善できる立場へのキャリアアップ といったものとなり、状況を改善するとともに自身も大きく成長していく。

では、どうすれば他責から自責にシフトできるのか?

基本的には自問を繰り返すといった愚直な方法が効果的である。

この時に状況を紙に書き出し、視点を変えながらその内容に対して、自問をすることで思い込みのフィルターを外しやすくなる。

自責の可能性が見えてきたら、最後に必要なのは勇気である。

自責を認め、勇気を持って行動に移す。 行動は小さくても大丈夫。 小さくても動き出せばそこからどんどん転がっていくから。