思考の種

覚書として

思考を変えれば世界が変わる。

思考を変えれば世界が変わる。

見えている世界はレンズに映る虚像である。

今、私たちの目の前に広がる世界は私たちの思考が創り出したものだ。
同じような時間・空間の中で生きていても、人によって見えている世界は異なる。
同じものを見ても人によって違って見えるのは、全ての人が各々の解釈のフィルターというレンズを通して普遍の事実を自身の事実として認識するためである。
つまり、今見えている世界は自身のレンズによってつくられているということだ。

不安のレンズで見れば、私の世界は常に混沌に満ちる。
恐怖のレンズで見れば、私の世界は常に危険に満ちる。
疑心のレンズで見れば、私の世界は常に悪意に満ちる。
憤怒のレンズで見れば、私の世界は常に憎しみに満ちる。
嘆きのレンズで見れば、私の世界は常に不幸に満ちる。
感謝のレンズで見れば、私の世界は常に幸運に満ちる。
愛のレンズで見れば、私の世界は常に光に満ちる。

変化の原点にあるのは、自身の「ものの見方」である。

ものの見方が変わると思考が変わる。
思考が変わると姿勢が変わる。
姿勢が変わると行動が変わる。
行動が変わると結果が変わる。

相手や環境の変化を求めても本質的な解決はできない。
もし、今の世界を変えたいと思うのなら、内側の変化で外側に影響を及ぼすということを考えてみよう。

真の成功を得るために自身の視野を広げる。

ここまでで述べたように、全ての人は独自の世界の中で生きている。
様々な立場の人達がいて、彼らのレンズに映る世界はどれも彼らにとっての真実なのだ。
よって、人間関係において、相手の世界を「それは事実ではない」と否定することは理にかなっているとは言えない。
できるのは相手の見えている世界を知ろうとすること。
そして、「それもひとつの解釈」として受け入れること。
そうやって自分の見方を拡げることで自身の影響力を外に拡げていくことができるようになる。
真の成功、長期的な豊かさを得るためには、自分の内面(世界の見方)を変えることで影響力を高めることが大切なのだ。

状況を変えたければ、まず自分たちが変わらなくてはならない。
そして自分が本当に変わるには、ものの見方を変えなくてはならない。

7つの習慣 デイリー・リフレクションズより