思考の種

覚書として

意識の力を利用して大切なものを手に入れる。

意識の力を利用して大切なものを手に入れる。

今、私達は本当に大切なものを優先して生きているだろうか?
もし大切なものを優先できていないと感じるのならば、一度立ち止まって自分にとっての大切なものについて考えてみるのがよいだろう。

大切なものを手に入れたければ、大切でないものを棄てるという決断が必要である。

なぜ、そう言えるのか?

私達に与えられた時間には限りがあるからだ。

限られた時間を何に使うのかは選択することが出来る。
選択権があるということは選択の結果に対して責任があるということだ。

大切でないものに時間を使うということは、大切なものに時間を使わないということを選んだということである。
その選択の結果として大切なものを失ってしまったとしても言い逃れの余地はない。

それでも大切でないものを選んでしまうということは往々にしてある。
問題は大切でないものに時間を費やしている時にはその状況を自覚できないということである。

私達が意識できることには限りがある。
大切でないものに時間を費やしている間はそちらに意識が集中し、大切なものは意識の外に押し出されてしまうのだ。

では、どのようにして大切なものに意識を向けるのか?

大切なものを常に意識するための方法は2つある。

1つ目の方法は大切なものの事で頭の中が一杯になるほど熱中すること。

これは人生を捧げる程のレベルで、そのものに向き合っている状態だ。
既にこのような状態で大切なものと向き合えているのなら幸運だ。
大切でないものに意識を奪われることはない。
他人が何を言おうと関係ない。
今、自分は純度の高い素晴らしい人生を生きていると確信できるだろう。
このような状態で日々過ごせたら理想的ではあるが、私達凡人は当然ブレてしまうこもある。
そこで2つ目の方法だ。

2つ目の方法は常に大切なものが意識に飛び込むような仕組みをつくるということ。

意識のブレを補正するために、大切なものが五感を通して外側から訴えてくるような仕組みを人為的につくってしまうのだ。
五感のあらゆる刺激を利用するのが最も効果的なのではあるが、その中でも大切なものを見失わない人々がよく利用するのは視覚からの刺激だ。

『大切なものの見える化

やることは単純で「大切なものを書き出して日に何度も見る」ということ。
それは、ミッション・ステートメントであったり、ノートや手帳に書き込む10年後の自分の姿であったり、常に持ち歩く大切な人の写真であったりするのだが、要は「大切なものを忘れないように何度も繰り返しインプットする」ということだ。

「大切なものがある状態」を繰り返しイメージすることで、脳はそのイメージと現実世界との差異をなくすべく自動運転を始める。
成功者がゴールのイメージを描くことを大切にするのは、この見えない力の大きさを実体験として知っているからだ。

もし大切なものを優先できていないと感じているのなら、まずは自分にとって大切なものを書き出すことから始めてみよう。