思考の種

覚書として

困難にぶつかったときには…

困難にぶつかったときには…

もし、困難な障害が私たちの目の前に立ち塞がって途方に暮れてしまうような時には、この試練から得られるものについて考えよう。

その困難には意味がある。

困難が現れたということは、「今」が次のステージに上がる機会だ。
何ができるか考えよう。
闇雲に悩むのはもう終わりにしよう。
悩んでも事態は好転しない。
悩む代わりに考えるのだ。

上手く切り替えられなくてネガティブな思考を繰り返してしまうのなら、頭の中に浮かぶ思考を全て紙に書き出そう。
何度も繰り返し思うのなら、何度も繰り返し紙に書き続ける。
書くときには判断をしない。ただひたすらに思考を書き写すことに集中する。

しばらく続けると気持ちが落ち着くはずだ。

気持ちが落ち着いたら自分の書いた内容を眺めてみよう。
そして、事実と解釈を切り分けてみよう。

冷静に見ると大半が解釈であることに気づくはずだ(他人がどう思うかなどは全て解釈だ)。

ここまでくれば、「悩む」から「考える」への切り換え準備は万端だ。

「事実」に対して、自分が行動しなければならないこと、行動した方が良いと思われること、新しい解釈を考えていく。

そして、行動に移すのは早いほうがよい。
行動している間は「不安」や「恐怖」を感じにくい上に、行動から生じる結果により新しい解釈を得られることもあるからだ。

新しい解釈については常に意識しよう。
その困難にどのような意味付けをしたのかによって得られる経験が変わってくる。

良い経験をしよう。

大丈夫。

明けない夜はない。

難題に挑戦するなら、困難な時もあるだろうと覚悟する必要がある。
難題や困難を避けようとしてはいけない。
難題や困難を歓迎しなさい。
心から歓迎しなさい。
神からの偉大な贈り物だと思いなさい。
他との関係のなかで-そして人生で-するべきことができる栄えある機会だと思うことだ。
困難にぶつかったとき、パートナーを敵だの対立相手だのと考えないように努力しなさい。
どんなひとも、どんなことも敵だと思わないこと、それどころか問題だとも思わないことだ。
すべての問題をチャンスだととらえる力を養いなさい。

神との対話―宇宙をみつける自分をみつける (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)より