思考の種

覚書として

幸せは探しにいっても見つからない。

幸せは探しにいっても見つからない。

幸せは物質ではない。
幸せは目に見ることも手に取ることもできず、定量的に量ることもできない。

「幸せ」はあらゆる生物の中で人間のみが持つ独自の概念だ。

「幸せ」が「人間のみが持つ独自の概念」ということは、「人間の外側には存在しない」ということだ。
(どこかに落ちていたり、埋まっていたり、売っていたりするようなものではない。)

では、「幸せ」はどこにあるのか?

「幸せ」は確かに存在するが、「人間の外側には存在しない」…ということは、「人間の内側に存在する」ということになる。

つまり、幸せな人と幸せでない人との違いは、内側に存在する幸せに気づいているか否かということだ。

例えば、同じ食事を食べるにしても、ある人はそこに何の幸せも感じないが、別の人は涙が出るほどの幸せを感じるものだ。

「幸せになりたい」と思うのなら、まず「既に自分は幸せである」という可能性について考えてみよう。

幸せは、新しい家、新しい仕事、新しい友人などの中に隠れているものなどではなかったのだ。
それはまた、決して売り物などでもない。
自分自身の内側に満足と安らぎを発見できない者は、それを求めて他のいかなる場所を探し回ったとしても、ただ時間を浪費するのみである。
幸せを外側に求めたとき、手にできるものは落胆のみである。

あなたに成功をもたらす人生の選択より